虫歯治療

【抜かない・削らない治療】

虫歯治療

治療に入る前にしっかりカウンセリングを行い、しっかりとしたインフォームドコンセント(患者様と医師による説明・納得)の元、なるべく抜かない・削らない治療を行っていきます。

【麻酔による痛みの軽減】

当院では、針の刺入前の表面麻酔や電動式の麻酔器を使用し麻酔液を入れるときの痛みを軽減しています。
また電動式は麻酔効果が高いので麻酔が効きにくい方や痛みで麻酔の追加をドクターに頼みにくい方に有効です。

虫歯について

虫歯(う蝕)は、ストレプトコッカス・ミュータンス菌によって引き起こされる歯の病気です。
虫歯はほかの病気と違って、原因を取り除いても、自然に治ることはありません。
虫歯は、進行度合いによってC1~C4に分類されます。

C1

歯の一番外側のエナメル質が侵された状態。
(痛みなどの自覚症状はありません。歯の表面にツヤがなく、ときに薄い茶褐色になる。)

C2

虫歯が象牙質まで達し、穴があいている状態。
(冷たいもの、熱いもの、甘いもの、すっぱいものによって痛みを感じます。茶褐色や黒っぽくなっています。)

C3

歯髄まで侵され、大きな穴があいた状態。
(ズキズキと刺すような、特有の痛みがある。)

C4

歯肉から上の部分(歯冠 )はほとんどなくなり、根(歯根)だけが残された状態。
(普通は抜歯になる。痛みはなくなり、神経は完全に死んでいる。)

C3・C4の段階になると,歯根の先の炎症を起こした部分に膿がたまります。
ときには、この膿の中の細菌や毒素が、血液などに感染し、血管をとおって全身に運ばれ、関節炎やリュウマチ性疾患、腎炎、心臓病、血液疾患、皮膚病などの病気を引き起こします。
最悪の場合、敗血症を併発し、死亡することがあります。たかが虫歯1本と侮ってはいけません。
虫歯になっても早めに適切な治療を受け、早期発見、早期治療を心がけてください。

保険診療と自費診療について

保険診療

保険診療とは、誰もが平等な治療が受けられるように考えられた制度で、治療費の一部を公的保険によって補い行う治療です。
患者さんの自己負担額は少なくてすみますが、選択できる治療法や技術、使用できる歯科材料は決められており、国の定めた社会保険の規定内の材質・治療手法を使用します。
同じ疾患で同じ治療方針であれば、どの歯科医院で治療してもほとんど同じ料金で治療を受けられ、材料もほとんど違いがありません。

自費診療

自費診療とは、公的保険を使わない診療であり、患者さんが治療費を自己負担で行う治療です。
保険診療のような材料や治療法に制限がなく、患者さんの希望にあわせて新しい技術と材料を用いた質の高い治療を提供できます。
自費診療では、詰め物やかぶせ物の型採りに用いる素材や、接着に用いるセメントにも、保険診療より精度の高いものを使用し治療を行うことができます。

【自費診療の種類】
ホワイトニング、歯科矯正、インプラント、金属床義歯、オールセラミッククラウン、ポーセレン、貴金属クラウン、ハイブリットクラウン、貴金属インレー、ハイブリッドインレー、ラミネートベニア等

歯周病

なぜ歯周病が怖いのか!

歯の少ない人ほど、医療費が高いという相関関係があることが、色々な行政の調査で判っています。
歯は食べ物が初めて出会う「消化器」であるだけに、歯を失うと、からだ全体に及ぼす影響が高いのです。
さらに、歯周病が全身のさまざまな病気に関わっていることがわかってきています。

歯周病菌が全身の病気を引き起こす理由は、歯肉にある豊富な毛細血管にあります。
歯周病原因菌が歯肉組織まで侵入してくると、豊富な血管に入り込み、血液を介入して全身にまでまわります。
その結果、身体の各部にまで、病気を発症させることになるのです。

歯を失う最大の敵「歯周病」を知ろう!!

平成17年の財団法人8020推進財団調査によると、日本で歯を失う最大の原因は、歯周病という結果がでています。 また、20歳代までは虫歯だったものが、30歳を過ぎたころから、歯周病に取って代わります。

現在、日本では30歳代の約8割が歯周病にかかっていると言われ、「35歳以上の約70%が、虫歯ではなく、歯周病が原因で歯を失っている」と報告されています。 50歳代を境に急速に自分の歯が失われていることがわかっています。 実はこの要因として、歯周病が大きく関与しています。

加齢とともに減少するものの55歳を変曲点として、現象が強まる傾向があり、この要因を分析したところ、 50歳後半から重度の歯周病患者の割合が大きくなっているという結果が判っています。

つまり歯を失いたくなければ、「歯周病」を予防することができれば、最悪の事態を回避することができると言っても過言ではないのです。

なぜ定期健診・歯周病予防が必要なのか?

歯周病の早期発見による治療が可能になります。 前回の症状と比較することで、的確な治療方法が提案できます。 症状にあったブラッシング指導ができます。 ブラッシングだけで取れない歯石を取り除くことができます。 歯周病は全身へ様々な影響を及ぼす怖い病気です。かかりつけ医を持つことで、 他の病気との関係性をしっかり把振できます。 (高血圧の薬などある種の薬には歯周病を悪化させるものがあります。)